|
からだトピックス |
■スノーボードも受身が必要!(スノーボード外傷) − Vol.07 −
|
いよいよウィンタースポーツの季節がやってきましたね。最近ではスノーボードでケガをする人も増えてきました。当院でもこれからの季節は、スキーやスノーボードでケガされた方の来院が多くなります。
スキーにくらべてスノーボードは両脚が同一平面状に固定され、また板が短い分転倒したときは膝や足首に捻る力が少ないといわれています。その代わり、頭や腕を打つことによる外傷、頭部外傷や肩・肘・手首の捻挫や骨折が多く見られます。
これらのケガを防ぐには、やはりプロテクターなどの防具をしっかり装着することが必要なことは言うまでもありませんが、ファッションとしてスノーボードをやっている人たちにはあまり受け入れられないのかも知れませんね。
|
 |
そのほかの予防対策としては、上手な転び方(転倒の指導)があります。技術レベルと骨折の部位の関係では、中級者から上級者では肩の骨折が多く、初級者では肘・手首の骨折が多くを占めます。
経験が豊富なスノーボーダーは手をつくことによる危険性に対する認識が高くとっさに手をつかず肩から転ぶためであり、初級者はとっさに手を出し手首や肘の骨折を起こすことが多いといわれています。
スノーボードによるケガの70%以上が手をついて起こる手と肘のケガであるため、きちんとグローブを着けること、転倒時手をつかないような転び方をマスターすることがスノーボードによるケガの予防にとって非常に重要だということです。
それともう一つ、スノーボードに限らずスポーツ全般に言えることですが、睡眠時間を含めて無理のない、安全な計画を立てることが大事です。寝不足による集中力の欠如は非常に危険です。
それでは、ケガ無く、痛み無く、スポーツを楽しみましょう!
|
|
|